包装ソリューションPackaging Service & Solution

当サービスではJIS Z0200一般通則に従って、試験計画（試験項目・試験条件・試験方法等）の立案からの輸送試験の実施、また試験終了後の報告書作成（和文、英文、両対応可）までワンストップで対応いたします。また、万一包装仕様が不合格になった際は、ご要望に応じて包装設計の見直しまで支援が可能です。

●ISO4180の内容を基本とし、包装貨物が流通過程において受ける振動・落下衝撃・圧縮に対する包装の保護が適正であるかどうかを評価する為の試験方法が規定されている日本産業規格です。

●我が国の輸送包装の基準となっている 「 ISO 4180　包装貨物－評価試験方法通則」 が、大幅にアップデートされた内容で 2019年度版が発行され、それに伴い、 「 JIS Z 0200包装貨物－評価試験方法通則」が、2023年度に発行された。

●自社の輸送環境（物流の各行程で予測されるハザード）がわかっているユーザーは、本規格の “Table 3”に記載の物流の工程例に従い、輸送中のハザードとそれに対応する試験項目より選択して、試験方法及び試験レベルを組み合わせて試験手順を構築できる。（Table 3の物流工程例と各工程に対応する試験方法は、規格書を参照してください）

●自社の輸送環境が把握できていないユーザーは、本規格の “Table 4”に記載の試験手順を使用する事ができる。 (例えば、Schedule Aの場合、「前処置　→　圧縮試験　→　ランダム振動試験　→　自由落下試験」の順序。試験レベルは個別に決定していただく必要がある。また、 Schedule Bの場合は、「ランダム振動試験　→　自由落下試験」と行い、圧縮試験は別供試品でも良い。）

●試験レベル（試験厳しさ）は、振動試験・傾斜（水平）衝撃試験・片支持落下試験は3段階あり、自由落下試験（包装質量が30kg未満及び、30kgを超える場合）・圧縮試験は4段階となった。

●ランダム振動試験におけるPSDプロファイルが3種類(プロファイル A, B, C) となった。プロファイルA及びCは、2023年度版で新たに追加となり、プロファイルBは、ISO13355: 2016 附属書Aより引用している。供試品を加振テーブルへ固定するかどうかについては、プロファイルA及びBに関しては、実際の輸送環境を想定して決定する。プロファイルCに関しては、加振テーブルへ固定せず自由にバウンスさせる繰り返し衝撃が要求されている。加速度実効値は以下の通り。
プロファイル A = 2.97 m/s2 (0.303 Grms), プロファイル B = 5.926 m/s2 (0.604 Grms), プロファイル C = 10.59 m/s2 (1.08 Grms)

供試品：手荷役を主とした一般的な包装貨物の場合

試験手順1：　前処置
試験手順2：　圧縮試験
試験手順3：　ランダム振動試験
試験手順4：　自由落下試験

・JIS Z 0200 包装貨物 - 性能試験方法一般通則　　　https://www.ipros.jp/product/detail/2000373880
・【試験事例】JIS Z 0232 振動試験　　　https://www.ipros.jp/product/detail/2000137142
・【試験事例】JIS Z 0202 落下試験　　　https://www.ipros.jp/product/detail/2000137141
・【試験事例】JIS Z 0212 圧縮試験　　　https://www.ipros.jp/product/detail/2000137161
・【試験事例】JIS Z 0205 水平衝撃試験　　　https://www.ipros.jp/product/detail/2000640581