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輸送品質は”見える化”で改善する。衝撃検知ツール「Shock Eye」の有効性検証レポート
- 包装
物流における貨物破損は、多くの企業様にとって長年の課題です。輸送品質の向上は、顧客満足度やブランドイメージに直結する重要な要素であり、作業者一人ひとりの丁寧な荷扱いが不可欠となります。
しかし、目に見えない作業品質を管理し、継続的に改善していくことには困難が伴います。
本記事では、輸送中の衝撃を可視化することで荷扱い品質の向上を促すツール「Shock Eye(ショックアイ)」に使用し、その有効性を検証した実験結果を詳細にご報告します。
衝撃検知ツール「Shock Eye」とは
Shock Eyeは、輸送・保管中の貨物に加わる衝撃を検知し、インジケーターの色変化によって知らせる検知ツールです。貨物に貼り付けることで、荷扱い作業者への注意喚起を促し、落下や乱雑な取り扱いによる破損リスクを低減させることを目的としています。
貨物の特性や重量に応じて感度を選択できるため、様々な製品の輸送品質管理にご利用いただけます。
検証実験の概要
Shock Eyeの貼付が荷扱い品質に与える影響を客観的に評価するため、以下の条件で輸送実験を実施しました。
●目的: Shock Eyeの有無による衝撃発生状況の差異を比較検証する。
●実験方法:
・同一仕様の段ボール箱を2つ準備し、一方にのみ「Shock Eye」を貼付。
・内部に衝撃記録計「G-MEN」を設置し、輸送中の加速度(衝撃)データを記録。
・同一ルート(神奈川県⇔滋賀県 往復)で、2社の宅配便業者を利用して輸送。
●比較対象:
① Shock Eye貼付貨物
② Shock Eye非貼付貨物
衝撃データ(加速度)と落下高さの関係
本実験で記録された加速度(G)が、どの程度の物理的インパクトに相当するかを把握するため、事前に落下試験を実施しました。これにより、計測されたG値と自由落下高さの相関関係を基準化しています。
| 自由落下高さ | 計測された加速度(G) |
|---|---|
| 30cm | 52G |
| 40cm | 60G |
| 50cm | 66G |
この基準に基づき、輸送中に発生した衝撃のレベルを評価します。例えば、52Gという衝撃が記録された場合、それは約30cmの高さから落下した際の衝撃に相当すると推定できます。
実験結果:Shock Eyeによる衝撃低減効果
以下に、輸送業者2社(A社・B社)における、Shock Eye貼付の有無による衝撃記録データを示します。グラフの縦軸は加速度(G)、横軸は時系列です。ピークが高いほど、大きな衝撃が発生したことを示します

両社の結果から、Shock Eyeを貼付した貨物は、貼付していない貨物と比較して、大きなピーク(=強い衝撃)の発生が抑制されている傾向が明確に見て取れます。
特に衝撃が大きかったイベントを抽出し、ピーク加速度を比較したものが以下の表です。
| 輸送業者 | イベント | Shock Eyeなし | Shock Eyeあり | 衝撃の低減率 |
|---|---|---|---|---|
| A社 | 46G | 46G | 26G | 43% |
| B社 | 52G | 52G | 35G | 33% |
| B社 | 50G | 50G | 1G | 98% |
この結果は、Shock Eyeの貼付が荷扱い品質に顕著な改善をもたらしたことを示唆しています。 B社の事例では、最大で98%もの衝撃低減が確認されました。「50G」という衝撃(約30~40cmの落下に相当)が、ほぼゼロに近いレベルまで抑制されており、Shock Eyeの視覚的な警告効果が作業者の行動に直接的な影響を与えた可能性が高いと考えられます。
考察とまとめ
本検証実験を通じて、衝撃検知ツール「Shock Eye」の有効性に関して以下の知見が得られました。
●荷扱い品質の可視化と意識向上: Shock Eyeは、荷扱い品質という目に見えない要素を「衝撃の有無」という形で可視化します。この視覚的なフィードバックが、作業者の注意力を喚起し、より丁寧な荷扱いを促すインセンティブとして機能することを確認しました。
●客観的データに基づく破損リスクの低減: Shock Eyeを貼付した貨物において、高加速度イベントの発生頻度およびピーク加速度が大幅に低減しました。これは、輸送・荷役工程における落下や衝突といった破損に直結するリスクが、具体的に低減されたことを示します。
今回の検証は限定的な条件下での結果ではありますが、Shock Eyeが輸送品質の改善と貨物破損の防止に有効な手段であることを強く示唆しています。
製品の輸送品質管理に課題をお持ちの企業様、また、より高度な物流品質を目指される企業様は、ぜひ「Shock Eye」の導入をご検討ください。
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