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包装の役割と重要性

  • 包装

物流や製造業の現場では、「しっかりと梱包されていれば問題ない」と考えられることも少なくありません。しかし、包装の役割は単に製品を包むことに留まりません。輸送品質やコスト、顧客満足度にも関わる、極めて重要な工程です。

包装が果たす3つの役割

1. 製品保護
包装の第一の役割は、製品を外的要因(衝撃、振動、温度変化、湿度など)から保護することです。
特に長距離輸送や海外出荷においては、適切な保護が製品価値の維持に直結します。

2. 輸送・保管の効率化
適切に設計された包装は、輸送時の積載効率を高め、保管スペースの最適化にも寄与します。
これにより、物流コストの削減と環境負荷の軽減が可能になります。

3. 情報伝達・印象形成
包装は、使用者・顧客が製品と接する最初の接点でもあります。
適切なラベリング、安全表示、デザインにより、製品の信頼性や企業ブランドを支える役割も担います。

包装の不備がもたらすリスク

適切でない包装は、製品の破損や品質低下、納品トラブルなどを引き起こすリスクがあります。
また、過剰包装による資材コストの増加や、環境対応への不備など、企業イメージの低下にもつながりかねません。

適切な包装がなされているか、客観的な包装試験による評価や見直しを検討してみてはいかがでしょうか。

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【 掲載内容 】
 ■ 包装について
 ■ 包装の必要性と役割について
 ■ 流通過程におけるハザード要因(危険要因)
 ■ 輸送包装試験規格(試験方法一般通則)
  ASTM D4169, ASTM D7386, ISTA, ISO 4180, JIS Z0200等
 ■ 包装試験の主な種類と目的
 ・ 落下試験
 ・ 振動試験
 ・ 圧縮試験
 ・ 温湿度試験

次回は「包装試験の種類とその目的」をテーマに、より実務的な内容をご紹介する予定です。