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第三者消去証明書とは ~確実に信頼できるデータ消去の証明~

  • ITキッティング

データ消去に不安はありませんか?

パソコンやサーバーなどの入れ替えやリース返却、廃棄の際、多くの企業はデータ消去業者やリース業者、廃棄業者にデータの消去を依頼し「作業報告書」や「消去証明書」の発行を受けるかと思います。しかしこの報告書や証明書はあくまで業者による「自己証明」であり、100%信用できるとは言い切れません。

過去にはデータ消去をしてリース返却したはずのHDDが転売され、情報が流出するといった大きな事件もあり話題になりました。情報漏洩は企業の信頼を大きく損ね、場合によっては賠償責任も発生します。
データ消去のソフトウェアは無償のものも含め多数出回っていますが、消去の手段や業者の選定は慎重に行うべきでしょう。

第三者消去証明書とは ~ 適正かつ安全、確実な消去証明~

データ消去事業者に依頼した消去が確実に行われたことを証明する方法はないか?という問題へのひとつの回答に「第三者消去証明書」の発行があります。これは、データ適正消去実行証明協議会(Association of Data Erase Certification:以下ADEC)が消去業者のデータ消去に対して第三者証明を行うものです。

         資料提供:ADEC

ADECはデータ消去の適正なあり方についての調査や研究をもとに、消去の基準となるガイドライン等の作成や、第三者的な証明制度の普及等をされている団体です。

【第三者消去証明書】
●業者の自己証明ではなく第三者機関であるADECが適正な消去を行ったことを認証し証明
●厳しい基準をクリアしプロセス認証を取得している業者のみがADECを通じて発行可能
●ADECに認証されたソフトウェアを使用してのデータ消去が必要
●国際標準の長期署名規格(PAdES)に準拠した電子署名およびタイムスタンプが付与され改ざんを防止

JBLでは2022年12月にADECの消去プロセス認証を最上位レーティング(★★★)で取得しております。消去プロセス認証を取得している業者は当社も含め10社のみです。(2023年11月現在)。
信頼できる業者にデータ消去を任せたいとお考えであれば、ぜひご検討いただければ幸いです。第三者消去証明書の発行も承っておりますので、データ消去についての不安やお悩み、ご質問等お気軽にお問い合わせください。