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今回は国際物流に欠かせないコンテナについて取り上げます。コンテナの種類や大きさ、関連する用語などについてご説明します。

ドライ・コンテナ　( Dry Container )
最も一般的な箱型のコンテナ。20フィート、40フィートがある。電化製品、自動車部品から食料品等、様々な貨物輸送に使用される。

リーファーコンテナ　( Reefer Container / Refrigerated Container )
壁面に断熱材が使われ、冷凍機が付属された保温コンテナ。コンテナ内部をプラス20度～マイナス20度程度に保つことができる。冷凍・冷蔵貨物や低温で輸送する事が必要な化学品、医薬品の輸送等に使用される。

オープントップコンテナ　( Open Top Container )
上部（屋根）が取り払われた構造のコンテナ。上部は防水の専用シートで被う。重量物、長いもの（長尺貨物）、背の高いもの（嵩高貨物）など、ドアからの荷役が困難な貨物をクレーンを使って積み込むことができる。

フラットラックコンテナ　(Flat Rack Container)
上部（屋根）および側面が取り払われた構造のコンテナ。通常のドライ・コンテナに比べ床の強度が強くなっており、重量物の輸送に適している。コンテナから高さや幅がはみ出す貨物（オーバーハイ、オーバーワイド貨物）等に使用される。

コンテナのサイズはコンテナメーカーや船会社により多少異なりますが標準的なサイズを表にまとめましたのでご参照ください。

海上貨物を取り扱うにあたりよく使われる専門用語をいくつかご紹介します。

CY
Container Yardの略で、シーワイと呼ばれる。海上輸送と陸上輸送との間のコンテナの積み替えを行う港湾施設。税関から許可された保税地域である。

CFS
Container Freight Stationの略。CYのなかにある施設で、コンテナ1個に満たない小口貨物（LCL貨物）の搬入、一時保管、仕立てが行われる。

FCL
Full Container Loadの略で、コンテナ1個単位になる貨物のこと。1個のコンテナすべてが1荷主の貨物となる。

LCL
Less than Container Loadの略で、コンテナ1個に満たない小口貨物のこと。同じ仕向け地の他の小口貨物と混載してコンテナ1個に仕立てられる。

デバン（デバンニング）
コンテナの中から貨物を取り出すこと（荷下ろしすること）。反対に貨物を積み込むことはバンニングと呼ばれる。

ドレージ
コンテナで到着した貨物をデバンニングせずにそのまま目的地まで陸送すること。港でデバンニングするよりもスピーディに目的地へ運ぶことができる。

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