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物流豆知識 運送とトラックの種類
- 物流
物流で物を運ぶこととして使われる「輸送・運送・配送」。それぞれどのような違いがあるかご存じでしょうか。今回はそれぞれの用語の意味や、運送に使われるトラックの種類についてご紹介します。
輸送・運送・配送の違い
●輸送
拠点から拠点へモノや人を運ぶこと。車(トラック)のみならず航空機や電車で運ぶこともこの輸送に含まれます。
例えば工場(拠点A)から物流センター(拠点B)へ運ぶといった場合に輸送にあてはまります。
●運送
輸送と同じく拠点から拠点へモノや人を運ぶこと、物流業界では主にトラックで運ぶことを指します。
●配送
拠点から顧客(荷受人)へ貨物を運ぶことを指します。物流センター(拠点B)から各店舗へ運ぶといった場合、配送にあてはまります
大きな意味では輸送は運送も配送も含みます。規模感でいうと輸送>運送>配送というイメージです。
大きさによるトラックの種類
国内物流において最も使用頻度が高い運搬手段であるトラック運送。トラックは大きさや形状によりさまざまな種類があります。今回は大きさによる種類についてまとめてみます。
●小型トラック
車両総重量が5トン未満、かつ最大積載量が3トン未満
※一般的に積載量が2トン以下のトラックを小型トラックと称します。
●中型トラック
車両総重量が5トン以上、又は最大積載量が3トン以上であって、
車両総重量が11トン未満、かつ最大積載量が6.5トン未満のトラック
※一般的に積載量が4トンクラスのトラックを中型トラックと称します。
●大型トラック
車両総重量が11トン以上(最大25トン)、又は最大積載量が6.5トン以上のトラック
※一般的に積載量が10トンクラスのトラックを大型トラックと称します。
●増トン車
トラックの積載量を増加させたトラックの事を言います。
車軸やフレーム、足回りなどを強化して積載量を増やしたトラックです。
例えば6t車や8t車(最大積載量)を見かけますが、4t車と大きさは左程
変わりません。
車両総重量、最大積載量とは
物量にあったトラックを選ぶときに車両総重量や最大積載量といった言葉を目にされることもあるかと思います。それぞれの意味について見てみます。
●車両総重量とは
トラック車両重量に乗車が許される定員や最大積載量の貨物を積んだ走行
状態での全重量
●最大積載量とは
自動車などに積載することができる貨物の最大限度重量を示すもの
(最大積載量はトラックの後部にシールで貼られているので確認できます)
式にするとこのようになります
●最大積載量=車両総重量-(車両重量+乗車員等の重量)
次回にはトラックの形状による種類等をご紹介できればと思います。
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【資料】物流の豆知識 トラックの種類