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物流豆知識 ダンボールの材質について
- 物流
前回のブログではダンボールの形式についてご紹介しました。今回はこれに続きダンボールの材質を取り上げます。
製品の特質や、内装箱・外装箱などの使用用途、輸配送の手段などにより選ぶ梱包材の強度も異なってくるかと思います。
ダンボールの材質は一般的にダンボールの厚さと重さにより強度が異なります。今回はこのダンボールの材質について簡単にご紹介します。
ダンボールの材質
【基本的な構成】
まず、ダンボールのおおまかな構成は以下の通りです。
■中芯---断面の波打っている部分
■ライナ----中芯をはさんでいる部分
どちらも、1m2当たりの重さで等級がわかれます。
一般的に、重いほど強度が強くなります。
中芯の重さは、120gが一般的です
強度を必要とされる場合は、160gや180gの原紙を使用します。
【フルートについて】
中芯は厳密には原紙のことを指します。その中芯の波打ったものがフルートと呼ばれ、その種類がダンボールの性能を表す基準の一つになっています。
30cmあたりの波の数によって分かれますが、厚さを見れば簡単に見分けられます。
しかし厚さには規格がありません。あくまでも目安とお考えください。
EやGなどの薄型はマイクロフルートと呼ばれます。
【ライナーについて】
ライナーの等級で一般的なものは以下の通りです。
C5が最も再生紙の割合が大きい(強度が弱い)です。
上記ライナーとフルートを組み合わせて、K5AF や C5BF などとしてダンボールの材質を表現します。
製品や用途にあったダンボール選びを
前回のダンボールの形式に続き、今回はダンボールの材質についてご紹介しました。
ダンボールについて形式や材質の特性を知り、製品や用途にあったダンボール選びにお役立ていただければ幸いです。
JBLでは輸配送に際しての梱包に関するご相談も受け付けております。何かお悩みがございましたらぜひ一度ご連絡ください。