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「ホワイト物流」推進運動をご存じですか?

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「ホワイト物流」推進運動をご存じですか?

最近物流業界で目にすることが多くなった「ホワイト物流」推進運動というものをご存じでしょうか?これは国土交通省、経済産業省、農林水産省の3省が連携し、企業や団体、物流事業者など物流にかかわるすべての関係者に取り組みを推進する運動です。
この推進運動は、「トラック運転者不足が深刻になっていることに対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に役立つことを目的としている」とされています。より具体的な目的として「ホワイト物流」推進ポータルサイトでは以下の2点が挙げられています。

1.トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化
2.女性や60代の運転者等も働きやすいより「ホワイト」な労働環境の実現

多くの企業・団体が賛同を表明、参加表明の手続きは?

「ホワイト物流」推進運動のポータルサイトによると参加表明をした賛同企業・団体は2020年7月現在で既に1000件を超えたとのことです。我々JBLもこの度参加表明をいたしました。推進運動において推奨とされている項目には日々の活動において既に取り組んでいる内容と重なる点も多く、参加表明をすることで更に意識を高めていければと考えています。

ホワイト物流推進運動の参加表明に必要な主な手続きをまとめてみます。

■3つの必須項目への合意
3項目は①取組方針 ②法令順守への配慮 ③契約内容の明確化遵守。
(内容の詳細については「ホワイト物流」推進運動のポータルサイトをご確認ください)。

■自社で更に取り組む項目について選定
「ホワイト物流」推進運動で推奨とされる項目を参考に、 A.運送内容の見直し B. 運送契約の方法 C.運送契約の相手方の選定 D.安全の確保 E.その他 F.独自の取組 のなかからいくつかの項目を選び、自社が取り組む項目を選定する。

■自主行動宣言の記入と提出
「ホワイト物流」推進運動のポータルサイトから自主行動宣言のフォーマットをダウンロードし、社内で選定した取組項目や内容を記載する。フォーマットをPDFにしてポータルサイトから提出。

このような手続きとなっております。JBLは6月に自主行動宣言を提出し、7月にはポータルサイトに社名が記載されていました。

「ホワイト物流」推進のために

「ホワイト物流」推進運動は物流業者だけが参加表明をしている取組ではなく、メーカーなど荷主側の企業も多く賛同し参加表明をしています。推奨項目の内容についても荷主側の協力が必要なものが多く見られます。物流業者としては、荷主(お客様)にただ協力を請うのではなく、お客様にとってメリットとなる物流改善を提案していく力がより必要になってくるでしょう。

我々JBLもお客様のお力になれるよう、今回の「ホワイト物流」推進運動への参加表明を機により気を引き締めてまいりたいと思います。